2011年1月21日金曜日

Smashing Pumpkins - Adore

Adore

囁くような柔らかい癒しロックが炸裂する。
前半は普遍的だったが、後半はまるで短編人生論ストーリーみたいで各々の世界で陶酔できる。
真冬の透明感の中に光りと陰が存在し、それに見合ったパーツを引出し、パズルのピースを自然に埋めていく感覚だった。
ベースはクラシカルであり、そこに様々な音楽とリンクさせている。
のらりくらりと攻め、メランコリーなアヴァンギャルド・ポップが心を洗ってくれる。
ビリー自身のスタイルを熟知しており、どういう表現をするべきかをよく分かっている。
さすがグラミー受賞は伊達ではなかった。

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