2011年1月16日日曜日

椎名林檎 - 加爾基 精液 栗ノ花 (CCCD)

加爾基 精液 栗ノ花

ピカソの世界でも求めているのだろうか。
歪み、尖り、ダーティといったロック3か条と云わんばかりの意図的なソウルフルソング集だった。
常に新しい境地を追い求めようと、ダークで寂しげな大人の世界と社会に対する反骨精神との対比が彼女の心の中身をダイレクトに描写している感じだ。
基盤は歌謡調とジャズで、アティチュードはロックではあるが、相変わらず味気ない楽曲群が並んでいる寂れた商店街に過ぎなかった。
表現者としては突出しているとは思うが、肝心のポイントである「曲」が駄作ばかりで、一個人のシンガーソングライターとしての限界を示唆している。

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