2011年1月27日木曜日

Cocco - ブーゲンビリア

ブーゲンビリア

危険で個性的なアーティストというイメージが強かったが、至って大人しかった。
彼女が抱く陰鬱な世界を、ただポップ・ロックという枠の中で表現しているだけなのだ。
一部の層からの付加価値が彼女を増大なものにしてしまった。
悲壮で破壊的な歌詞を売りにしているが、ロックで見れば当たり前の表現法なのだ。
ただ、それら負の感情を全面に出しきり感情移入しているところが、彼女の魅力なのだろう。
長所は静と動を絶妙に使い分けることによって臨場感が増し、ダークな雰囲気のバランスが保たれていた。
しかし全体通して聴いてみると、一般から指示される要因であるようなCoccoワールドで情熱的なものは特に感じられなかった。

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