2011年2月8日火曜日

Yes - Relayer

Relayer

『ロンリーハート』のイメージが強いが全くの別モノ。
犬猿の仲であったPink Floydがシンセサイザーをメインとした雰囲気重視で表現するタイプであるとするならば、Yesは人間の最大限の力と技と心が見事に一体化した表現者でないだろうか。
スリリングな展開と交じり合うグルーヴ、それは聴き手すらも飲み込むようなスペクタル・ハード・ポップだった。
リズミカルでキャッチーなメロディーは光輝く世界へと導いてくれるようだ。
80年代はニュー・ロマンティックに転換したとは云え、本作は技術者集団のアートが垣間見れた傑作集であり、クラウトやカンタベリーに属さないバンドが存在したことに驚いた。
やはり70年代のYesは最強である。

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