2011年2月9日水曜日

PEARL JAM - Vitalogy

Vitalogy

某メタル誌で伊藤政則氏が酷評したPEARL JAMの最高傑作アルバム。
彼個人が抱く主観のみのレビューで危うくグランジ・ロックを素通りする所だった。
伊藤氏曰く「70年代のパンクにはそれなりのパワーがあったが、本作は生理的に受け付けない」
そもそもメタル誌にレビューされること事態が間違いである。
彼のレビューを読まれた方は、そこでPEARL JAMというバンドを聴き逃す危険性も多々あると思う。
点数制度は結構だが、ライターと云えども価値観の違いがあるのだ。
某誌は直ぐにオルタナティブやモダン・ロック専門の山崎氏を起用した。
そこにオルタナティブやパンクと通じていようがいまいが格好よければそれでいい。
シンプルではあったが、彼らの悲痛なる叫びと暴虐ロックが胸に染み込むようなエナジーを感じた。
個人的にはPEARL JAMの最高傑作だと思う。
某誌はヘヴィ・メタルにそぐわないオルタナティブ勢を散々酷評し独特の理論で貶し害した。
その責任は極めて大きい。
本来であれば日本でもオルタナティブ旋風は起こっても不思議では無かったのだ。
もしNirvanaが存在しなかったら、日本のロック危機はもっと酷い状態になっていたのではないだろうか。

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