2011年2月11日金曜日

Dream Theater - Awake

Awake

苦手系のバカテク集団ではあるが、リスナーを惹きつける魅力は大したものだ。
結局、プログレッシヴで枝分かれする要因は過度なテクニックに溺れるか、様式美を主としたアヴァンギャルドな世界を表現するか。
そこにインパクトがあれば大作となる可能性がある。
楽しみ方も人それぞれなのだろう。
本作はモダンな要素を取り入れつつも、ごく自然体に彼らが描く様々な想いを音として純粋に感情移入している。
後半のケヴィン・ムーアの失恋世界は底なし沼のような悲壮世界に強烈に吸い込まれていく感覚だった。
個人的には90年代を代表する名作だと思う。
本作までと云えばそれまでだが、ケヴィン・ムーア抜きの彼らは無力だった。

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