2011年2月18日金曜日

David Sylvian - Brilliant Trees

Brilliant Trees

不可能な異次元ポップであり病的区域。
初心者にはお勧めできないような覚醒しそうなダークさは相当なものだ。
ミュージックに潜む魔力が最大限に達すると奈落の底へと突き落とされるだろう。
ナルシストな人間が陥った最果ての地はDavid Sylvianの儚い精神世界を現しているように想える。
そこから先は聴き手各々が感じるものであり、暗闇の中を彷徨った後はデヴィッドの魔力に圧倒されてしまう。
例えるジャンルが無く、ダークネス・ジャズと比喩したくなる。
悲壮な世界は実は魅惑なサウンドだった。
だが、そこは失われた楽園のように想えてしまった。
素晴らしい名作に違いない。

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