2011年3月28日月曜日

Janis Joplin - ファースト・レコーディング

ファースト・レコーディング(紙ジャケット仕様)

ジャニス・ジョプリンのデビュー・アルバム「ファースト・レコーディング」。
ブルースより攻撃的なロックを演っている彼女には魅力を感じる。
佳作級の楽曲も彼女が歌えば名曲となる。
娼婦みたいなダーティなハスキー・ボイスと流れるような美声を使い分けている。
孤独だった彼女の寂しさはフラストレーションとなり、感情が歌に宿り、聴き手にもその心情が痛々しいほど伝わってくる。
その世界は悲しくヘヴィ過ぎるものだった。
貴重な作品である。

Maroon 5 - Songs About Jane

Songs About Jane

2002年発表されたマルーン5のセカンド・アルバム「ソングズ・アバウト・ジェーン」。
ジャミロクワイにR&Bとロックが混ざったような印象だった。
テンポの良いシングル系の曲が特に輝きを放っていた。
商業ポップの要素が満載であるのだが、様々なアーティストの良い部分をマルーン5色に脚色しているところが彼らの良い意味でのずる賢さなのだろう。
80年代のニューロマンティクスを彷彿させるナイスな楽曲が揃った宝庫作だった。
車で遠出するときのBGMとしては最高に気持ちが良いだろう。

2011年3月25日金曜日

Fatboy Slim - On the Floor at the Boutique

On the Floor at the Boutique

Fatboy Slimの5作目のフルアルバム「On the Floor at the Boutique」だ。
少々エレキちっくなところはロック愛好家にも好まれるのではと思う。
そこにトランスやエレクトロニックな要素が絡んでくると脳が活性作用を起こしているみたいだ。
これがコンピュータ・ミュージックの効能の一つではないだろうか!?
秀でたボキャブラリーは快楽から集中へと移行する。
音楽からパワーを得るとはこういうことなのだろう。
多彩に感じることのできるアート、70年代のクラウト系にも通ずる。
打ち込みであろうがミクスチャーであろうが受け口がある以上否定はできない。
到ってベーシックなミクスチャーではあったが素晴らしいアート展覧会だった。
さすが本場であるヨーロピアン恐るべし。

The Kinks - フェイス・トゥ・フェイス+7

フェイス・トゥ・フェイス+7

60年代キンクスを象徴する名盤「フェイス・トゥ・フェイス」。
裏アイドル盤円やかロック。
ビートルズ、ストーンズといった2トップのお陰で苦労が絶えなかったのではないだろうか。
もし大手のレーベルと契約していたら、キンクスというバンドはもっと巷に知り渡っていたかもしれない。
問い詰めたくもなるが、歴史に残るバンドに間違いないだろう。
本作もその奇跡を確認することができる。
ただ一つ悪口を言わせてもらうと、捨て曲が多すぎたことぐらいだろう。
個性差では他を圧倒していたし、ある意味60年代に関しては無敵だったと思う。

The Beatles - Beatles for Sale

Beatles for Sale (Dig)

ビートルズ・フォー・セール(Beatles For Sale)は1964年に発売されたビートルズの4作目のオリジナル・アルバムである。
苦手な初期の作品ではあるが、意外と聴き入ってしまう挙動は不思議だ。
懐メロという言葉では片づけることはできないのだろう。
個人的にカバーは『Kansas City』、『EveryBody's Tring~』以外は辛い。
シンプルな3コードを名曲に構築できる優れた感性。
影響や情熱、そこから得たものは理論だけでは済まされないのだろう。
その不思議な力の源は何モノだろうか。
初期と後期は全くの別物なので違ってくるが、彼らのエキセントリックな行動と伴っているから面白い。