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2011年3月25日金曜日

Led Zeppelin - Led Zeppelin III

Led Zeppelin III

「Since I've Been Loving You」が際立ったレッド・ツェッペリンの3枚目のアルバム「Led Zeppelin III」だ。
悪くは無い良作なのだが、初期の作品の中ではスルー率が高い。
微妙なサイケ色に後半はロバートの好きな微妙なブルース世界が淡々と続く。
イングヴェイばりに表現すれば「世界一過大評価されたジミーペイジの奇跡」ってとこだろうか。
「Since I've Been Loving You」が収録さていなかったら・・・と思うと同時に、他のエキストラ・ソングがこの曲を輝かせているように思えた。
自己満足に走ったとは言えども、アルバムの全米売上枚数650万枚(Wikipediaより)とは恐れ入る。

2011年3月15日火曜日

Dream Theater - Images & Words

Images & Words

ヴォーカリストを代え、ケヴィン・ムーア(Key)のナイーヴさと頭脳が巧く連動したドリーム・シアターのセカンド・アルバムである。
シングル行きは見事にポップ色にまとめ上げ、展開においてのブリッジを担う中間から後半が劇的でスリリングな世界を創り上げている。
正にケヴィンの失恋コンセプトと葛藤の中で個々のプレイヤーが躍動する。
戦い抜き、幸せを掴んだが、最後は脆くも崩れ去っていく。
しかし苦しんだ最果てに新たな旅立ちの序章が始まるようなプログレッシヴ独特のコンセプトが素晴らしかった。
YesやKing Crimson以来のプログレ系のバンドがアメリカのチャートで上位に入った、90年代を代表する名作である。

2011年3月10日木曜日

Van Halen - Van Halen(炎の導火線)

Van Halen

Van Halenの不朽の名作「Van Halen(炎の導火線)」である。
ハード・ロックの代名詞、定義と言っても過言ではないだろう。
レッド・ツェッペリンにも劣らない、アグレッシヴなテンションの若かりしエディ・ヴァンヘイレンとデイヴ・リー・ロスの強力なパッションに鳥肌が立つ。
初期衝動の如く、彼らの抱くアティチュードとロジックはアメリカン・ハード・ロックの礎となった。
50年代のブルースの破片を繋ぎ合わせたモダン志向は新たな音楽を創作してしまった。
テクニックと楽曲の質を極めた稀にしか見ることのできない蜃気楼みたいだ。
70年代ロックの魔力は凄まじいものだった。

2011年2月22日火曜日

Black Sabbath - Heaven & Hell

Heaven & Hell

80年代初期に流行したしテクニック志向に溺れた中で後期の作品で唯一賛同したアルバムだ。
初期のオジー・オズボン時代を知るファンには納得できる内容ではないと思う。
しかしロニー・ジェームス・ディオのパワフルな歌唱力のみで全てが打っ飛んだ。
佳作レベルの楽曲をロニーの存在感のみで名作に仕上がった印象が強い。
本作は賛否両論的で、個人個人で評価は違ってくるだろう。
オジー論を出すのはフェアではないが、やはりBlack Sabbath名義である以上は初期を継承して欲しかった。
時代柄とは云えトニー・アイオミの感性と聴く側の感性にズレが生じたようにも捉えられる。
個人差はあるだろうが初期と比較するとインパクトが欠けていた。

2011年2月20日日曜日

Led Zeppelin - Physical Graffiti

Physical Graffiti

70年代最も成功したロック・バンドであるLed Zeppelin。
ライブ盤を見ても分かるようにサイケデリックな演出が満載である。
本作もそんな要素がある。
「歴史は繰り返される」と同じく音楽にも同様の連鎖がある。
テクニック志向の先駆けではあるが、アルバムにおいては聴き手の論理を熟知しているようだ。
そこは、このバンドの頭脳であるジミー・ペイジのポテンシャルなのだろう。
ドラッグを彷彿させるワウとループの緩急術で攻めて来る巧さが光っていた。
独特の浮遊感で輝き放つミステリアス。
佳作級の粒子が揃い、新たなLed Zeppelinワールドが堪能できる。
静と動が見事に構築された歴史に残る名作だ。

2011年1月24日月曜日

Night Ranger - Dawn Patrol

Dawn Patrol

軽快なハード・ロックと切ないギター・ハーモニーとコーラス・ワークには胸を締め付けられそうになる。
Journeyのような浮遊感に、シリアスさとダイナミックさが加った印象だった。
美麗でインパクトのあるサビメロが少年期を思い出させてくれる。
90年代のテクニカル・バンドのようなひけらかし一辺倒ではなく、楽曲の流れに自然と織り込ませていた。
「Big Life」までの全てが名作であり、その中でも異彩を放った彼らのデビュー作。
このようなバンドは今後出てこないだろう。