ラベル ハードコア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ハードコア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年3月10日木曜日

Pantera - Far Beyond Driven(悩殺)

Far Beyond Driven

捻くれ、怒り、フラット、人並み外れた感受性の豊かさ。
その暴虐性はリミッターを切りまくりのハイテンション・クラッシャーとでも比喩したくなるほどだ。
モダンに研磨されラウド・ミュージックは新たな領域へと到達してしまった。
邪気溢れたフラストレーションは一体化し、力強い咆哮は聴き手にも飛び火してしまう。
ウィルスと化した制御装置はパッションとなり、そのエナジーは十分過ぎるほど伝わってくる。
ブラック・サバスの枝分かれの最大進化形の回答の一つが本作には秘められている。
デビューから3作全てが新鮮であり、彼らが苦しみぬいた集大成が見事に描かれていた。
素晴らしい名作だ。
これから反撃される方には是非ともオススメしたくなる逸品だ。

2011年3月9日水曜日

Machine Head - Burn My Eyes

Burn My Eyes

破壊工作オタクことロブ・フリン率いるマシーン・ヘッドの衝撃のデビュー作。
80年代ポップを崇拝するロブ・フリンの自己中ワールドは皮肉にも世界とリンクしてしまった。
「パンテラの物真似」というプレス・メディアの批評のおかげで本家と同等の地位へと登りつめた。
薬物依存のドラマーことクリス・コントスはロブの玩具に見えそうだが、やはり巧い。
ロブが土台となるリズムを最初に作り上げ、それを肉付けするクリス。
過去を消し去るパワーたっぷりの怒りにも似たハードコア・メタルが襲来する。
暗黙漂うベイエリア臭たっぷりの骨太サウンドも彼のフラストレーションから奏でられているみたいだ。
モダン・ハードコア推進派の軌跡を本作でも堪能できる。
最初は馴染み難いが、聴けば聴くほど様々なアプローチや世界観が見えてくる。
90年代ヘヴィ・メタルを変えた一角に間違いは無い素晴らしい良作だ。

2011年2月22日火曜日

WHITE ZOMBIE - Astro Creep: 2000

Astro Creep: 2000

恐怖政治とコントを混合させたかのような爆裂ぶりなWHITE ZOMBIEの秀作。
インダストリアル・ハードコアと形容するしかないのだろうか。
ジャケ裏面の珍獣が全てを物語っているように想えてしまった。
ユーモラスとスリリングが対極の異次元空間で衝突しあい、独特のポテンシャルで纏めあげる秀でたアート集みたいだ。
笑いと恐怖の世界から発作する陶酔の美学。
制御されたミュージックというよりも、爆発しまくった芸術だろう。
何故か改革者達には何か神がかったような凄まじいエナジーがあるのが不思議だ。
それが初期衝動なのかもしれない。
捨て曲が少々目立ったが、それでもこのカリスマ性のような攻撃性はさすがの一言だ。

2011年1月17日月曜日

Converge - When Forever Comes Crashing

When Forever Comes Crashing

奇妙なジャケに得体の知れないハードコア・エッヂと気色良い騒音グルーヴ。
ObituaryとSonic Youthをミキサーで混ぜてウォッカを飲まされている感覚だ。
自由気ままな美と破壊の攻防の中で、デスメタル、ドゥーム、ハードコアなど掴み所が無い所が面白い。
抑圧された殻からの脱却と云わんばかりに感情をストレートに表現し、聴き手を奇襲する。
高次元ではあったものの変調的なパズルを繋ぎ合わせ過ぎたせいか、全体を統率する旋律やメッセージが今一つ見えてこなかった。
奇抜さでは群を抜いているとは思う。