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2011年2月11日金曜日

Dream Theater - Awake

Awake

苦手系のバカテク集団ではあるが、リスナーを惹きつける魅力は大したものだ。
結局、プログレッシヴで枝分かれする要因は過度なテクニックに溺れるか、様式美を主としたアヴァンギャルドな世界を表現するか。
そこにインパクトがあれば大作となる可能性がある。
楽しみ方も人それぞれなのだろう。
本作はモダンな要素を取り入れつつも、ごく自然体に彼らが描く様々な想いを音として純粋に感情移入している。
後半のケヴィン・ムーアの失恋世界は底なし沼のような悲壮世界に強烈に吸い込まれていく感覚だった。
個人的には90年代を代表する名作だと思う。
本作までと云えばそれまでだが、ケヴィン・ムーア抜きの彼らは無力だった。

2011年1月28日金曜日

Creed - Full Circle

Full Circle (Dig)

初期Stone Temple Pilotsと90年代Perl Jamを想わせる。
そこまでの躍動感こそ感じられないが、壮大で小刻み良いリフが絡み合う。
大幅な軌道修正はないが、アメリカ人好みのモダン・ハード・ロックを維持させつつも未だに彼らが第一線で活躍する理由が何となく分かるような気がする。
インパクトが少々弱い分、勢いとグルーヴで巧みに交わし、エディ・ヴェダーに厚みが増したようなヴォーカルがサウンドをより強靭なものにしている。
グランジのような先鋭性は無かったが、オーソドックスなハードロックを骨組みとし、時折見せるドラマティックな空間を自然に肉付けできるあたりはさすがと云ったところ。

2011年1月20日木曜日

ナイト・レンジャー - ミッドナイト・マッドネス

ミッドナイト・マッドネス

ギターのツイン・ハーモニーより歌のハモリが絶妙だったと思う。
アメリカン・ハードロックを大々的に伸し上げたのは間違いなくヴァン・ヘイレンとナイト・レンジャーであり、後のボン・ジョヴィなどの経路を作り上げた役割は極めて大きい。
ジャック・ブレイズのハスキーなフットワークのあるボイスにサビでの絶妙なハモリングがこのバンドの特徴だ。
個人的にブラッド・ギルスとジェフ・ワトソンの2リードもダイナミックだが、あくまでも楽曲を支柱する役目であり、それが巧く洗練されている。
シングルカットも良いが、B面も名曲揃いでありハードロックの歴史に残る名盤だ。

ナイト・レンジャー - セヴン・ウィッシーズ

セヴン・ウィッシーズ

一般的には批評されている作品だが、個人的には裏の名盤だと思う。
攻撃性を若干抑え苦悩と栄光が見え隠れする切ないメロディラインが好印象だった。
一見路頭に迷っているように思えるが、形振り構わず飛び交うハード・エッジがリアリティ溢れて、ダイレクトに伝わってきた。
ツインリードが「Midnight Madness」の時よりも全面に出ていた。

Yngwie Malmsteen - The Collection

Collection

この人に関しては好き嫌いが分かれやすいと思う。
個人的には苦手な部類だが、ジミーヘンドリックスでリンクするとは不思議なものだ。
やはりジョー・リン・ターナーの『スパニッシュ~』は感動する。
ブルースを演っている彼はギターリストという視点で見てもセンスがいい。
ただ本人がクラシックを崇拝しているのだから、それを追うつもりはないが・・・。
ギターソロのインストに関しては流石だ。天才だと思う。