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2011年3月25日金曜日

Fatboy Slim - On the Floor at the Boutique

On the Floor at the Boutique

Fatboy Slimの5作目のフルアルバム「On the Floor at the Boutique」だ。
少々エレキちっくなところはロック愛好家にも好まれるのではと思う。
そこにトランスやエレクトロニックな要素が絡んでくると脳が活性作用を起こしているみたいだ。
これがコンピュータ・ミュージックの効能の一つではないだろうか!?
秀でたボキャブラリーは快楽から集中へと移行する。
音楽からパワーを得るとはこういうことなのだろう。
多彩に感じることのできるアート、70年代のクラウト系にも通ずる。
打ち込みであろうがミクスチャーであろうが受け口がある以上否定はできない。
到ってベーシックなミクスチャーではあったが素晴らしいアート展覧会だった。
さすが本場であるヨーロピアン恐るべし。

2011年2月20日日曜日

Aphex Twin - Richard D. James Album

Richard D James Album

変態と芸術は一体化するとは正にこのことではないだろうか!?
ジャケから連想するように怪しさ満載のデジタル・ビートが炸裂する。
魔界とコンピュータが連動したような失楽園を想像してしまった。
柔らかくて透明感あるシンセが全体を包む中、猛突進してくるドラムン・ベース。
癒しと攻撃でのらりくらりと伝染し、聴き手を圧倒させる世界観が絶妙だった。
金縛りに遭ったような感覚で耳に押し寄せてくる強烈な電子音。
煩いのだが、リズム感と透明感に包み込まれているバランスが素晴らしい。
異端児の革命と暴虐に溺れてみたい方は挑戦されるべし。
発想の凄さも然ることながら、アヴァンギャルドな包容力と殺傷力のあるようなデジタルとの対比が凄まじかった。
エレクトロニカという定義では収まりきれないこのコンピュータ・ミュージックは、歴史に残る名作に違いはないだろう。

2011年1月26日水曜日

Fatboy Slim - You've Come a Long Way, Baby

You

トランスとミクスチャーの攻防が終始面白かった。
Beastie Boysの「Hello Nasty」をシンプルに進化させたら、こういう世界になるのだろう。
彼らのような豊富なサンプラーと巧みなアイデア戦略までに至らなくとも、ユーモラスとシリアスなデジタルなループのみでも十分に味わえる。
やはりDJ出身のような職人タイプがクリエイトするアートは個人的に否が応でも脳味噌が反応してしまう。
Beastie Boysみたいな卓越する技術はないのだが、構成力が抜群に長けている。

2011年1月25日火曜日

Plastik Man - Sheet One

Sheet One

デトロイト・テクノ老舗大御所DJの革命作。
1993年既に奇人は3次元の世界を描いていた。
これぞまさに現代エレクトロニカ、アシッドの原形であり主流となっている。
ユニット名通りのような透明感あるプラスティックのような音質。
静的な幻影さと耳障りの良いラフなリズム感が心地良かった。
アムステルダム・テクノのような荒々しさとは真逆な芸術的世界。
クラブ系というより、孤独に浸って注入したほうが美味しいとは思う。
脳内活性に最適であり、テクノ・ミュージックの一つの解答がここにある。

Moloko - I Am Not a Doctor

I Am Not a Doctor

捻くれたデジタル音と怪奇的な臭いを漂わす女性ボーカルとの攻防。
ストレンジでシリアスな世界と微々たるユーモラスの7:3分けと云ったところだろうか。
90年代中期の4Heroのようなドラムン・ベースに女性ボーカルが加わる絶妙さ。
生のドラムとギターも存在し、バンド・アンサンブルとコンピュータの融合を逸早く実験していた。
それが後のBOOM BOOM SATELLITESなどに繋がっていった。
しかし、このボーカルのエロスと陰鬱と並行するようにフラット気味に脱線したりと中々の緩急術を披露している。
ある意味、危険作用を伴っているあたりが癖になりそうだ。

2011年1月24日月曜日

Koma & Bones - Blinded by Science

Blinded By Science

冷めきった無機質エレクトロニカ。
レイブ系にも通ずる覚醒トランスは個人的には脳内活性としては格好のサンプルだ。
終始、怪奇的なシンセとコンピュータのループはトリップ作用と云うよりは集中薬みたいなものだ。
金属音ゴリゴリではなく、円やかなテイストが良かった。
DARREN PRICEの世界に近い。

2011年1月21日金曜日

Lionrock - An Instinct for Detection

An Instinct for Detection

昔、有線で1回だけ聴いた『Fire Up the Shoesaw』が時折脳裏に蘇り心の中で流していた。
なのでこのインパクトが強い壮大なるアシッド・ミクスチャーを捉える時期を窺っていた。
それがLionrockとは知らなかった。
更にこの路線かと思いきや、様々な音とストーリーを緻密に創り上げている。
ヒップホップも加えリズミカルへと展開しつつも、シリアスな世界とストレンジなアイデンティティが絡み合う。
大人びたBeastie Boysと云ったところだ。
素晴らしい名作だ。