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2011年3月25日金曜日

Strapping Young Lad - City(歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音)

City (re-issue + bonus)

ノイズ洪水警報だったデビュー作からインダストリアルの極限へと達したストラッピング・ヤング・ラッドの2ndアルバム「 City(歌舞伎町から超鋼鉄重低爆音)」である。
何やっても巧くいく生意気なクソガキことデヴィン・タウンゼントも現在はハゲオヤジ。
エンジニア兼Vo,Gとマルチな才能を存分に発揮している。
化け物ドラマーことジーン・ホグランのタコ足打法も健在だ。
デジロックという新たなジャンルも彼ら無しには語れないだろう。
ブラストビートとコンピューターといった、ありえない衝突感が爽快に脳味噌を突っ走る。
スタック・モジョをスターダムに伸し上げただけの才能はある。
何かに迷ったらこれを聴け!

2011年3月9日水曜日

Taproot - Gift

Gift

Taprootのデビュー・アルバム「Gift」。
ミスチルの曲ではないので悪しからず。
世界征服を予感させる未完なモダン・ヘヴィネス系である。
リンキン・パークの粒子のようだが、何故か理由なく癖になる。
咽喉を壊しそうな歌い方をするボーカル君はポップ系の発声とラウド系のような咆哮を兼ね備えている。
それはさておき、小気味良いサウンドは脳の活性作用となる。
絶頂に達した時、不思議な感覚を得るだろう。
単純な荒削りさが格好良かった。
中々の良作だった。

2011年3月6日日曜日

KOЯN - KORN

KORN

KOЯNのデビュー・アルバム「KORN」。
ジョナサン・デイビスの内面が描かれたかのような歪んだ精神世界が強力だった。
スルメ作用、興奮、陶酔と現在の心境を後押ししてくれる魔法のような感覚に陥った。
思い描く感覚を得れないときは大きな堕落と化す。
更に独特のボキャブラリーで皮肉り罵倒されているのだが、それが意外と爽快だったりする。
中毒を通り越した重病ヘヴィ・ロック。
跳ねるような重いベースの歪みが気分を高揚させ、最後は神経が腐っていく。
残酷ポップスだったが、出会ったことの無い名作に違いない。

2011年2月8日火曜日

Anthrax - Stomp 442

Stomp 442

「オルタナティブに魂を売った男達」とナイスなキャッチ・コピーを某メタル誌から頂いた賛否両論作。
元々、Anthraxは流行色を取り入れる傾向があった時点で、個人的には見事なシフト・チェンジだと思っている。
サイド・プロジェクトとしての選択肢もあったが、それをあえてAnthraxとして定義することに批難が集中した。
しかし小刻み良いギター・リフと、佳作級のゴリ押しサウンドで体が自然と反応する。
スコット・イアンが毎回描くノリ重視であり、それだけで十分味わえる。
迷いが消え去った分、単純に格好良いと思えた。

2011年1月30日日曜日

Korn - Life Is Peachy

Life Is Peachy

エモーショナルの集合体、それは怒り、悲壮、ユーモラス。
様々な要素が融合したモダン・ヘヴィネスで攻めて来るKornの2ndアルバムである。
独特の重厚なディストーションが歪む爆音の中で入り混じる異質なグルーヴが印象的だった。
それらをパロディー化させ、調合し合った結晶が巧みに凝縮されている。
緊迫感の中で怒声とストレンジなコード進行が自然と弾け合い絶妙な攻防が繰り広げられている。
おふざけミステイクも巧い味付けで、一つのパーツとして機能する。
馬鹿とナルシシズムの関係を提示したような作品。
彼(ジョナサン)には現実は絶えがたいものだったのだろう。

2011年1月20日木曜日

Finger Eleven - Finger Eleven

Finger Eleven

ありきたりのモダンヘヴィ・ロックだった。
メインに持っていくまでの臨場感は良かったが、肝心のサビが全体的に似たり寄ったりで弱かった。
流行色を着飾り、ダイナミックな躍動感と小刻み良いギターリフがこのバンドの特徴であり長所だ。
それ相応のスキルは感じさせるのだが、特筆するまでには至らなかった。
ただし、このタテノリなどの疾走感を好む層もいるので全てを批判できないが、個人的にはこの辺りのグローバル地帯で勝負するのであれば何処かでインパクトをつけないと中々這い上がれないと思う。
音の組み立ては良かったと思う。

2011年1月19日水曜日

Fear Factory - Archetype

Archetype

鋼鉄のようなマシンガンビートと咆哮、ダミ声にメインディッシュは神秘たるクラシックのような歌メロがこのバンドの特徴。
そのスタイルは92年のデビュー当時から何ら変わりはない。
バートンがメロディラインへの比重に拘り、迷走した時期もあった。
テクノロジーに頼らなくても、彼らが持つアイデンティティは揺るがず常に新鮮に味わえる。
唯一残っているモダン・へヴィネス/ラウド・ロックの開拓者達はやはり格が違う。

2011年1月18日火曜日

American Head Charge - The War of Art

War of Art

どうしてもモダン・ヘヴィネスが故、先駆者と比較してしまう。
初期のKornやDeftonesをキャッチーにし、彼が描くダークな世界で様々な光景が見えてくる。
不気味でスリリングな展開が良かった。
サビではメローに歌い、それを惹きたてる為に表面上は咆哮で怒りという鎧を纏うラウド系特有の表現スタイル。
凡百のバンドと違い、メロディや音に対する工夫が素晴らしかったと思う。
怪奇でフラットな流れも時折効果的に使い、オリジナリティ溢れていた。
際立った楽曲が無い分、構成力とアグレッシヴさが良かったと思う。