2011年3月25日金曜日

Sonic Youth - Murray Street

Murray Street

オルタナティヴやグランジというシーンを支え続けたソニック・ユースの13枚目のアルバム「ムーレイ・ストリート」である。
ノイズオタク達が辿り付いた一つの回答がここにはある。
それは円熟味を帯びた失楽園だった。
音芸を武器に暴れまくっていた異端児の一つの集大成。
悲惨な音像を独自の視点で感じれる究極のノイズ・ロックだろう。
無気力な語り口調が脳裏に浸透し、子守唄のような癒しは最善の精神療法みたいだった。
トーンダウンと云うよりは雰囲気で感じたほうがいい。
メッセンジャーは確実に闇のスターダムへと上り詰めて行く。
病的エリアとポップが交錯する不整合ロック、いや、実験アートを堪能してもらいたい。

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