2011年3月9日水曜日

Machine Head - Burn My Eyes

Burn My Eyes

破壊工作オタクことロブ・フリン率いるマシーン・ヘッドの衝撃のデビュー作。
80年代ポップを崇拝するロブ・フリンの自己中ワールドは皮肉にも世界とリンクしてしまった。
「パンテラの物真似」というプレス・メディアの批評のおかげで本家と同等の地位へと登りつめた。
薬物依存のドラマーことクリス・コントスはロブの玩具に見えそうだが、やはり巧い。
ロブが土台となるリズムを最初に作り上げ、それを肉付けするクリス。
過去を消し去るパワーたっぷりの怒りにも似たハードコア・メタルが襲来する。
暗黙漂うベイエリア臭たっぷりの骨太サウンドも彼のフラストレーションから奏でられているみたいだ。
モダン・ハードコア推進派の軌跡を本作でも堪能できる。
最初は馴染み難いが、聴けば聴くほど様々なアプローチや世界観が見えてくる。
90年代ヘヴィ・メタルを変えた一角に間違いは無い素晴らしい良作だ。

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