2011年3月15日火曜日

Dream Theater - Images & Words

Images & Words

ヴォーカリストを代え、ケヴィン・ムーア(Key)のナイーヴさと頭脳が巧く連動したドリーム・シアターのセカンド・アルバムである。
シングル行きは見事にポップ色にまとめ上げ、展開においてのブリッジを担う中間から後半が劇的でスリリングな世界を創り上げている。
正にケヴィンの失恋コンセプトと葛藤の中で個々のプレイヤーが躍動する。
戦い抜き、幸せを掴んだが、最後は脆くも崩れ去っていく。
しかし苦しんだ最果てに新たな旅立ちの序章が始まるようなプログレッシヴ独特のコンセプトが素晴らしかった。
YesやKing Crimson以来のプログレ系のバンドがアメリカのチャートで上位に入った、90年代を代表する名作である。

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