初期ブラック・サバスの第一転換期であった4枚目のフル・アルバム「Black Sabbath Vol.4」である。
真冬の暗黒イズムを連想してまうような闇空間と濃密なグルーヴが躍動する。
際立ったヘヴィ感は無いが、病的のようなドゥーム・ロックとオジーのキャッチーな歌とメロディには切なくなってしまう。
ドラッグで犯されたパッションはモンスターへと変貌し聴き手を圧倒する。
これぞ魔王サウンドではないだろうか!?
裏社会を支配したポップなセンスは抜群だ。
サタニックというのは表面的なキャラクターであり、本質は社会に対する反骨心だったと思う。
前作までのグルーヴ主体から、本作はオジー・オズボンのメロディー・ラインにトニー・アイオミの暗黒リフが絶妙にマッチしている。
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