2011年8月4日木曜日

Prong - Cleansing

Cleansing

切れ味鋭いリフにフラストレーションをかき混ぜたようなサウンド。
独特のザクザク感が食欲をそそる。
計算された怒りはストレートではなく間接的に伝わってくる。
それらがうねるような緩急となり脳味噌が破壊されるような感覚に陥る。
楽曲にも表情があり絶叫、ボキャブラリー、ミステリアスと多面性である。
ニューヨークハードコアを作り上げた礎はモダンミュージックとして継承されている。

Aphex Twin - Come to Daddy

Come to Daddy

異端児騒音交響楽団のリミックス集。
原形を玩具のように弄り倒したアートは新作のようでフレッシュさがある。
ジャケの発想からして、やはり変人の世界はスルメ以上の何かがあるのだろう。
ランダムで押し寄せてくるリズムの嵐は心地良い。
しかし気分が高揚したら展開を捻ってくる。
聴き手はミュージックと思考で感じ得るような高次元サウンドに魅せられる。
難解なのだが自然と入ってくる感覚はアートの配下で緻密に計算されているからだろう。